最後の一文が光る2014/07/21 | |
---|---|
by yokosa - yokosaさんの作品推薦をすべて見る | |
煮え切らない少年の心の揺れ動きはよく表現出来ている。 しかし、全体的に言葉が足りず、意味が掴みづらい。その反面、重複する表現やあまり中身のない会話が目立ち、冗長に感じる。 少年の描写がないのは、彼の視点から見た物語ということで気にならないが、繰り返し繰り返し「女の子らしい」と言われている、少女について一切描写がないのはマイナス。「どう女の子らしい」のかぼやけていて伝わらない。少年は過去と現在の少女のギャップに悩んでいるのだから、ここは大事なところであるように思う。 総じて完成度が高いとは言いにくい。が、最後の一文に光るものがある。ラストに至るまでの積み重ねが生きる珠玉の一文だ。 |
投稿機能はログイン後ご利用になれます。
ログイン画面へ全1件中 1-1 件表示