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作品推薦

最後の一文が光る2014/07/21
by yokosa - yokosaさんの作品推薦をすべて見る
 煮え切らない少年の心の揺れ動きはよく表現出来ている。
 しかし、全体的に言葉が足りず、意味が掴みづらい。その反面、重複する表現やあまり中身のない会話が目立ち、冗長に感じる。
 少年の描写がないのは、彼の視点から見た物語ということで気にならないが、繰り返し繰り返し「女の子らしい」と言われている、少女について一切描写がないのはマイナス。「どう女の子らしい」のかぼやけていて伝わらない。少年は過去と現在の少女のギャップに悩んでいるのだから、ここは大事なところであるように思う。
 総じて完成度が高いとは言いにくい。が、最後の一文に光るものがある。ラストに至るまでの積み重ねが生きる珠玉の一文だ。

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作品情報

最初で最後のバレンタイン (全1話/1993文字)

「バレンタインの告白」 それは、男女それぞれに大事な『想い』があって――。 この幼馴染の二人には、『それだけじゃない想い』もあって。 --- --- 三題噺として2時間で書きあげました。 お題:「バレンタイン」「さかさま(若しくは逆とか)」「主張」

red18
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